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不動産を購入した際に組んだ住宅ローンが、後々になって大きな負担になる、こうしたケースはそこまで珍しくはありません。しかし、実際に滞納が続いてしまい、競売にかけられてしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。
そんな状況を回避できるのが任意売却になります。
住宅ローンで購入した不動産には、抵当権が設定されます。もし、何らかの事情で返済が滞ってしまうと、金融機関は抵当権に従って差し押さえを行います。
差し押さえられてしまった不動産は、最終的に競売へと回されてしまうことになります。
こうした状況を回避できる手段のひとつが任意売却です。債権者と債務者が話し合い、合意の上で不動産を売却。その売却したときの代金で、債務整理を行います。
ポイントは、競売の売却価格が「市場価格の3~5割程度」にしか満たないのに対して、任意売却を行うと「市場相場に近い売却価格が期待できる」ことです。
任意売却はいつでもできるものではありません。一般的に実現が難しいとされるのは、競売開始のタイミングからです。
もし滞納がわかったら、出来る限り早く対応を進めていきましょう。
ローン滞納前 | ローンの返済は毎月できていますが、現状のままだと厳しい状況。できるだけ早く対策をたてましょう。 |
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ローン滞納3カ月以内 | ローンの滞納により、一括弁済通知、督促状が金融機関から送られてきます。そのまま放置すると、住居が競売にかけられてます。 |
ローン滞納4カ月以内 | 裁判所から競売開始通知が送られてきます。一般的には、競売開始通知が届いてから4~5ヵ月の間に、競売が始まります。 |
ローン滞納5カ月まで | 裁判所から執行官が訪れ、住居の写真撮影などの調査を行われ、競売目前になります。 |
ローン滞納6カ月以降 | 競売が開始されます。この時点で、もう任意売却は行えません。手遅れになる前に、売却を検討しましょう。 |
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任意売却と競売とでは、売却価格以外にも様々な違いがあります。
項目 | 任意売却 | 競売 |
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売却価格 | 一般的な不動産売却と同様にできるため、適正な価格で売却できます。 | 市場価格の40%~70%程度の安い価格で売却されてしまいます。 |
立ち退き | 事前に協議が行えるため、強制で立ち退きされることはありません。 | 相手の都合に合わせて引き渡しが行われるので強制立ち退きを要求されることがあります。 |
プライバシー | 任意売却を周囲の人に知られないように秘密厳守で進められます。 | 競売情報がいろんなところで公開されるので周囲の人に競売の事実が知られてしまうことがあります。 |
残債 | 適正な価格で売却売却できるので住宅ローンの残債を減らせます。 | 安い価格で売却されるので、多額の残債を抱えてしまうことがあります。 |
残債の返済 | 金融機関と返済方法を交渉できるので残債を分割返済することが期待できます。 | 金融機関との交渉はできず、すべて債権者に委ねられので毎月、多額な支払いが続くことがあります。 |
生活設計 | 生活に必要な資金を残せるので今後の生活再建に向けた計画が立ちやすい。 | 競売では生活に必要な資金を残すのは困難なので今後の生活再建に向けた計画を立てるのは難しい。 |
引越し資金 | 売却の交渉次第では、引越し費用を捻出できる可能性があります | 売却代金はすべて住宅ローンの返済に当てられので引っ越し資金を捻出は困難です。 |
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